印刷通販と印刷会社の違いとは？

最近、印刷通販のCМや広告を目にすることが増えてきました。印刷通販は低価格を売りにしているところが多く、コストの面から印刷通販への発注を検討している方も多いかもしれません。そこで今回は、一般的な印刷会社と近年増加している印刷通販にどのような違いがあるのか。それぞれのメリット、デメリットについて詳しくご紹介していきます。ぜひ参考にしてください。

目次

印刷通販

印刷通販とは、インターネット上で印刷を発注するサービスのことで、通販印刷、ネット印刷とも呼ばれています。印刷通販は、一般の方がデータ作成ソフトを利用して手軽に印刷物のデザインを行えるようになったことから、近年グッと身近な存在になりました。印刷通販への依頼は、実店舗に出向くことなくWEB上で完結します。自分で制作した印刷用の入稿データを印刷通販のホームページ上に入稿し、後は納品を待つだけ。細かい仕様や価格についてはWEB上に表示されている例を目安に、自分で選択していく仕組みになっています。

圧倒的な低価格

印刷通販の一番のメリットは、何と言ってもその価格の安さです。一般的な印刷会社に発注する場合と比べ、最大で半額になるケースさえある程です。ホームページに色数や紙質、デザインや部数、納期と価格が明示されているため、事前に予算や納期がはっきりと分かる安心感があります。印刷物の品質よりも、コストを重視したい方にとっては、印刷通販を利用するメリットはかなり大きいと言えるでしょう。

いつでもどこでも発注可能！

印刷通販は、基本的にインターネット注文なので、いつでも、どこからでも注文可能です。データを入稿しさえすれば、すぐに印刷してもらえるので、印刷物の受け取りまでにかかる時間を短縮できる点も大きなメリットです。

何でも自分で決める必要がある

コストを抑えられる反面、印刷通販には幾つかのデメリットがあります。その１つが印刷物のデザインやレイアウトを自分で全て決める必要があるということです。印刷会社のように、営業担当者がアドバイスをしてくれることがないため、データ作成に不慣れな場合、用途に応じた効果的なレイアウトや、適切な印刷用紙が判断できず、戸惑ったり、迷ったりすることがあるかもしれません。

バリエーションは少ない

印刷会社に比べて、ネット上に提示されたデザインの中から希望に近いテンプレートや用紙を選ぶ印刷通販では、デザインの自由度が少なく、柔軟性に欠ける部分があるのは否めません。仕上がってきた印刷物を目にして、カラーやデザインがイメージと違うと、ギャップを感じるケースもあるでしょう。印刷通販では、サンプルや試し刷りに対応してもらえるかどうかを事前に確認しておきましょう。

印刷会社

印刷会社とは、顧客から依頼を受け、チラシ、パンフレット、カタログ、ポスター、カレンダーなどあらゆる印刷物の企画や制作を行い、校正、印刷、納品までを行う会社のことです。印刷会社の営業担当者があらかじめ対面や電話、メールなどで顧客と打ち合わせを行い、印刷物の用途やおおよそのイメージ、納期を確認したうえで、見積もりを行い、OKが出てからデザイン作成に入ります。顧客側が既にデータを作成している場合には、データの受け取り、編集、校正、試し刷りを経た後で、印刷、納品へと進むのが一般的です。

ハイクオリティー

印刷会社に発注する一番のメリットは、思い描いた通りの、高品質の印刷物が作成できる点です。印刷会社に発注をする場合、印刷通販と違って担当者がつきます。利用シーンや印刷物の種類によって、どのようなデザインを採用すれば印象に残りやすいか、どんな紙質を選ぶのがベストかなど、担当者から的確なアドバイスを受けることができるのです。顧客の思い描くイメージにマッチする最適な企画を提示できるのは、多くの印刷物を手掛けてきた印刷会社ならではです。試し刷りやサンプルによって、仕上がりが事前に確認できるので、印刷通販と比べて色味やデザインがイメージと大きく異なることは、かなり少ないでしょう。コンセプトに合ったイメージ通りの印刷物を手に入れたい方は、やはり印刷会社に発注した方が安心だと言えます。

データ作成の手間が不要

印刷物の作成に不慣れなら、データを作成する手間がなく、企画、デザインから編集、校正まで一連の作業を請け負ってもらえる印刷会社に発注することをオススメします。ただしデザイン作成から印刷まで全てを依頼する場合には、印刷費のほかにデータ制作費がかかる場合があります。事前打ち合わせの際に、細かな料金についてきちんと確認したうえで発注しましょう。

刷り直しのリスクを回避

自分で作成したデータにミスがあることに気付かず、印刷通販に大量発注してしまうと、刷り直しになって、かえってコストがかさむ場合も。印刷会社への発注であれば、校正チームがミスを指摘してくれるため、刷り直しのリスクを回避できます。またミスが発覚しても、印刷会社ですぐにデータを修正してくれるので、印刷通販に再発注するのに比べて納期が大幅に遅れることはありません。後から文字を変更したいと思った時も、柔軟に対応してもらえる可能性が高いでしょう。直しが多く発生しそうな印刷物は、印刷通販ではなく印刷会社に発注することをオススメします。

料金は、やや割高

印刷会社に依頼する場合のデメリットは、印刷通販と比べて、やはり料金が割高になってしまう点です。かゆい所に手が届く高品質で、手厚いサービスの提供には、企画、デザイン、校正、印刷とノウハウを知り尽くした人材が必要だからです。中にはネットで発注できる印刷会社もありますが、そうでない場合には担当者と綿密な打ち合わせを重ねたうえで印刷業務に入るため、印刷通販と比べ納品までに若干時間がかかる傾向にあります。

安さだけで選ぶのはNG

印刷物を発注する場合に、印刷の速さや料金の安さだけで選ぶのは少し危険です。特に販促のために作るチラシやカタログ、パンフレットなどの場合、ただ大量に安く作れれば、それで良いというものではないからです。より顧客の興味を引く、視覚効果に優れた印刷物や販促ツールの作成には、やはり長年経験を積んだプロ目線での提案や、情報提供がとても役に立ちます。安心して印刷物を大量発注できるのは、やはりリアルタイムで細やかに対応してくれる印刷会社だと言えるでしょう。印刷物をどこに発注するか迷ったら、業務の範囲、柔軟性、サポート力なども含めてしっかりと選びましょう。

まとめ

今回は印刷通販と印刷会社の違いについてご紹介しました。高品質な印刷物で高い効果を上げたいなら印刷会社に、コスト重視で安く大量に印刷物を作成したい場合は印刷通販にと、用途に応じて発注先を選びましょう。創業70年以上の歴史を持つ福岡県福岡市の「株式会社　西日本高速印刷」は、印刷会社でありながら通販サイトも運営しています。印刷会社ならではの極め細やかなサポートと技術。印刷通販ならではの手軽さと低料金。双方の強みを兼ね備え、「早く安く美しく」をモットーに、お客様にご満足いただけるサービスをご提供しています。お急ぎのご注文にも柔軟に対応可能です。ポスター、冊子、カタログ、DМ、パンフレット、チラシ、封筒のスピード印刷は、ぜひ福岡市の老舗印刷会社、西日本高速印刷にお任せください。