チラシ・ポスター・パンフレット制作なら、このソフト！

ちょっとしたチラシやポスター、趣味の冊子などを自分で作ってみたいと思ったことはありませんか。豊富に存在する画像編集ソフトを使えば、プロ並みとまではいかなくとも、意外と手軽にチラシ・ポスター・パンフレットの制作ができるんです。今回は、自宅にあるパソコンでチラシ・ポスター・パンフレットを作りたいと思った時にオススメの画像編集ソフトについてお伝えしていきます。ぜひ参考にしてください。

目次

ビジュアルに優れたチラシ・ポスターを作りたい

＜アドビ社のIllustrator＞

アドビ社のIllustrator（イラストレーター）は、イラストや図表・写真を多用し、ぱっと目を引くチラシやポスターを作りたい方にぴったりなグラフィックデザインソフトです。街中で見かけるポスターやチラシのほとんどがIllustratorで作られていると言っても過言ではなく、プロの多くが使用しているソフトになります。

＜Illustratorの特徴＞

●レイアウトの自由度が高い
画像やイラスト、テキストなどを自由自在に配置できるのが最も大きなポイントです。イラストや文字の位置を微調整できるので、思い描いた通りのデザインに仕上げることができます。

●図表やイラストが簡単に描ける
絵を描くのが苦手な方でも、デフォルトで用意されている画像を加工したり、組み合わせたり、線を引く機能を使ったりして、地図やグラフ、イラストなどを上手に描くことができます。

●拡大、縮小しても綺麗
一般的な画像編集ソフトの場合、画像を縮小したり拡大したりすると、ぼやけたり、つぶれたりして画質が劣化してしまいます。しかしIllustratorを使えば、画像が粗くなったり、つぶれたりすることなく、綺麗なままに加工することが可能です。

●印刷会社にそのまま発注できる
WordやExcel、PowerPointなどで作ったデータは、印刷会社で他の形式に変換しなければ印刷できません。データ変換料金が必要になる場合も多く、仕上がりまで時間がかかってしまいます。しかしIllustratorで作成したデータは、印刷業界の標準形式になっているため、発注から仕上がりまでスムーズ。色調の変化もほとんどありません。印刷会社にチラシやポスター、パンフレットを大量に発注する場合は、念のために色見本をつけておくと安心です。

ページ数の多いパンフレットや冊子を制作したい

＜アドビ社のInDesign＞

アドビ社のInDesign（インデザイン）は、Illustratorと同じように、テキストや図形の作成、基本的な効果など、レイアウトに必要な機能がすべて揃ったデザイン用のソフトウェアです。しかしInDesignにあってIllustratorにはない機能があります。ページ管理機能です。Illustratorでは1ページごとにデータを作らなくてはならないのですが、InDesignの場合は複数ページにまたがって書式設定や修正が可能です。そのためページ数の多いパンフレットや冊子データを作るなら、IllustratorよりもInDesignの方が効率的な作業が可能だと言えるでしょう。ただし、ページごとに大きくレイアウトが変わるグラフィカルな冊子を作りたい場合は、効果の種類が豊富でレイアウトの自由度が高いIllustratorの方が向いています。文字が多く、ページ数の多いパンフレットならInDesign、グラフィカルで比較的ページ数の少ないパンフレットならIllustratorと制作の用途に応じてソフトを使い分けるのがオススメです。

チラシ・ポスター・パンフレットを手軽に制作したい

プロ仕様で、美しいデザインが自由自在に作れるIllustratorやInDesignですが、高額なうえに豊富な機能を使いこなすには時間がかかるのも事実です。コストをかけず、手軽にチラシやポスター・パンフレットを制作してみたい方は、PowerPointやWordを使ってみると良いかもしれません。

＜PowerPoint＞

Microsoft社のPowerPoint（パワーポイント）は、プレゼンテーション用のソフトだけあって、文字や画像のレイアウトが得意。その特徴を生かせば、見栄えの良いチラシやポスター、パンフレットなどが低コストで簡単に制作できます。PowerPointには、豊富なデザインテンプレートが用意されているので、その中から好きなデザインを選んでテキストと組み合わせるだけ。使いこなすには慣れが必要なIllustratorやInDesignと比べ、シンプル操作でインパクトのある華やかなデザインが制作できます。

＜Word＞

文章量の多いパンフレットや冊子なら、PowerPointを使うより、Microsoft社の文書作成ソフトWordで作るのがオススメ。Wordは、使ったことがない人を探すのが難しいほど、ビジネスシーンでメジャーなソフトです。操作に慣れた方が多いため、サクサクと作業が進むはずです。豊富なフォントや、文字組みのしやすさは文書作成ソフトならでは。デメリットを挙げるなら、レイアウトがどうしてもワンパターンになりがちな点でしょうか。イラストやレイアウトに凝った、グラフィカルなパンフレットを制作したい方は、InDesignを使いましょう。

データ入稿時の注意

Word、Excel、PowerPointで制作したデータは、パソコン画面上では、Red：赤、Green：緑、Blue：青という光の三原色（RGB）で表現されています。しかし印刷物はCyan：藍色、Magenta：赤紫色、Yellow：黄色という色の三原色（CMY）とBlack：黒色（K）のインクで印刷します。そのため印刷会社ではRGB のデータを受け取ると、CMYKに変換する作業を必ず行わなくてはなりません。RGBよりもCMYKの方が表現できる色の範囲（色域）が狭いので、実際に印刷してみるとRGBのカラーデータは暗く、くすんだような色に仕上がってしまいます。制作したデータと印刷物で色が違うと感じる方が多いのは、そのためです。特に鮮やかな色では変化が目立ちやすいので、心に留めておきましょう。またIllustratorで制作したデータでも、リンク画像がRGBモードになっていると、仕上がりに違和感を抱くことになってしまいます。データ入稿時には、制作データがCMYKモードになっているか、よく確認しましょう。

まとめ

今回はチラシやポスター、パンフレット制作にオススメの画像編集ソフトについてご紹介しました。少量のチラシやポスター、パンフレットを手軽に作りたいならWordやPowerPoint。レイアウトやデザイン、発色にこだわり、グラフィカルなチラシ・ポスター・パンフレットを作りたいなら、IllustratorやInDesignがオススメです。フリーの画像編集ソフトもネット上にたくさんありますので、用途に応じて使い分けると良いですね。

創業70年以上の歴史を持つ福岡県福岡市の「株式会社　西日本高速印刷」は「早く安く美しく」がモットー。常にお客様に満足していただけるサービスを心懸け、豊富な知識と経験を生かして美しく、視覚効果に優れたチラシ・ポスター・パンフレットを制作しています。名刺、ポスター、冊子、カタログ、パンフレット、チラシ、封筒などのスピード印刷は、ぜひ西日本高速印刷にお任せください。