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チラシやカードの折り加工について
ホテルや施設、イベント会場などで1枚の紙を冊子のように折りたたんだリーフレットを見たことはありませんか。大きな用紙に印刷された盛りだくさんの情報をコンパクトに、見やすくする目的で利用されているのが折り加工という技術です。また折り加工は、ギフトカードやパーティーの席札など、暮らしの中で様々なシーンに利用されています。今回はそんな折り加工について詳しくご紹介していきます。
目次
折り加工のメリット
折り加工とは、1枚の印刷物を折ることで情報の見せ方や形を変える加工方法のこと。扉を開いていくようなワクワク感が楽しめるビジュアル面に優れた折り加工から、携帯性を要求される地図やフロアガイドにぴったりの折り加工まで、様々な種類があります。利用シーンに適した折り加工を施すことで、情報をより分かりやすく、効果的に伝えることが可能になります。
折り加工の種類と主な用途
<2つ折り>
用紙の中心から紙面を半分に折る一番スタンドードな折り方です。中面の2ページに会社案内や店舗案内、商品やサービスの説明などを載せるのが一般的です。ワイドな中面を利用して自由にデザインできることから、写真や文字が多いチラシなどに特にお勧めの加工方法です。
※主な用途…DМ、折り込みチラシ、カード、挨拶状など
<3つ折り>
用紙を3等分にして折る折り方です。紙面を3つ使えるため情報量の多いチラシやリーフレットにぴったりの加工方法です。コンパクトなサイズ感で郵送にも便利なうえ、場所を取らないため店舗などにも並べやすい折り加工です。来店した方にも気軽に手に取ってもらいやすいでしょう。3つ折り加工には、巻き3つ折りや外3つ折りの他に、観音折りなどがあります。
●巻き3つ折り(片観音折り)
用紙を3等分して、1面を内側に折った後で反対側の面を被せるように折る折り方です。A4サイズの印刷物を巻き3つ折りにすると、長3の封筒にぴったり収まります。中面3ページに案内文や挨拶文を印刷して郵送する場合にも良く使われます。
主な用途…DМ、リーフレット、マップ、プログラム、挨拶状など
●外3つ折り(Z折り)
3等分した用紙の両端の面がそれぞれ外側に来るように山折りと谷折りにする折り方です。折った後の形がZになるのでZ折りとも呼ばれています。外3つ折りは印刷面が見えるので、飲食店や美容室などのクーポン付きチラシなどに良く使われる加工方法です。
主な用途…DМ、リーフレット、クーポン付きのチラシなど
●両端折り(開き観音折り)
用紙の両端を中央に向かって重ならないように内側に折る折り方です。観音開きの扉を開けるようにして中身を見るので、開き観音折りとも呼ばれています。中央部分に広いスペースがあるため、視覚効果に優れた印刷物にぴったりの加工方法です。隠れている部分を見てみたいと思わせる心理的な効果も期待できます。表紙に問いかけなどのキャッチコピーを配し、中を開くとその答えや解決方法などが書いてあるストーリー性のあるDМやチラシの作成が可能です。
主な用途…DМ、リーフレット、販促チラシなど
<4つ折り>
用紙を2つに折った後で、もう一度2つ折りにする折り方です。4つ折りには直角4つ折りや巻き4つ折り、観音折りなどがあります。
●直角4つ折り
用紙の長辺を2つに折った後で中央から垂直に2つ折りにする折り方です。サイズが小さくなるので、ポケットティッシュの中に挟むチラシや地図などに適した加工方法です。
主な用途…DМ、販促用のティッシュに入れるチラシ、地図、ポケットガイドなど
●巻き4つ折り
用紙の長辺を2つに折った後で、もう一度同じ方向に2つに折る折り方です。携帯しやすく、サッと広げることができるので、観光案内などにぴったりの加工方法です。
主な用途…DМ、観光案内、イベントガイドなど
●観音折り
用紙を4等分にして、外側の両端を内側に折り込んだ後で、さらに真ん中を2つ折りにする折り方です。二回に分けて少しずつ開いていくため、流れのある販促グッズ作りに最適です。また折りたたむとコンパクトになり携帯性に優れているうえ、中面を開くと紙面が広いので、フロアマップなどにもお勧めの加工方法になります。開いて立てれば、POPとしての利用も可能です。
主な用途…DМ、商品案内、学校案内、フロアマップ、POPなど
<特殊な折り加工>
●蛇腹(じゃばら)折り
山折りと谷折りを同じ方向に繰り返し、用紙を端から均等な幅でジグザグに折る折り方です。アコーディオン折りや経本折りなどとも呼ばれます。小さく折りたためるので携帯性が必要な印刷物の加工にお勧めです。読みたい部分だけをサッと確認できるので、ポケットサイズの時刻表や取扱説明書などに適した加工方法です。
主な用途…DM、リーフレット、ポケット版の時刻表、取扱説明書、会場案内など
●DМ折り
用紙を長辺の真ん中で2つ折りにし、そのうえで巻き3つ折りにする折り方です。郵送しやすいサイズに折ることからDM折りと呼ばれています。
主な用途…DMなど
●ピラミッド折り
数ミリから数センチほど面をずらしながら山折と谷折りを繰り返す折り方です。変形蛇腹とも呼ばれています。ずらして折ることで見えるようになった部分に見出しや目次などを印刷します。
主な用途…観光案内、フロアマップなど
●地図折り(マップ折り)
用紙を蛇腹折りにした後、長辺を二つ折りや三つ折りをする折り方です。細かく折ることで用紙がコンパクトになるため、地図や観光パンフレットなどに最適です。
主な用途…地図、観光案内など
手作業でキレイに折り加工をするポイント
プライベートでカードを折ったり、枚数の少ない印刷物を自分で折り加工したりする場合には、以下のような点に注意すると、きれいに折ることができます。ぜひ試してみてください。
1. 用紙を折る前に折りたい箇所に定規を当て、定規に沿ってヘラの先で端から端までまっすぐに跡をつける。
※ヘラがない場合は、クリップや芯を出していないシャープペンシル、爪楊枝など身近にある先の尖ったものを利用して折りスジをつけてください。ただしあまり力を入れると用紙が破れる恐れがあります。力加減には十分気をつけましょう。
2. 重なる角と角をクリップや洗濯バサミなどで固定し、用紙がズレないようにします。
3. 定規などを折り目に当てながら少しずつ折っていきます。
4. 厚い紙を折る場合には、先端が尖ったカッターの刃の裏や爪楊枝などを使ってしっかりと折りスジを入れた後で、定規などを当てながら丁寧に折っていきましょう。
まとめ
今回は折り加工の種類や効果、用途などについて詳しくご紹介してきました。美しく印刷された用紙に折り加工を施すことで、思わず手に取りたくなるような魅力的なチラシやリーフレットが完成します。創業70年以上の歴史を持つ福岡県福岡市の老舗印刷会社、「株式会社 西日本高速印刷」では、A3サイズの印刷と2つ折り加工をセットにしたリーフレットをリーズナブルな価格でご提供中です。集客や販促、自社のPRに大きな力を発揮する、魅力的なチラシやパンフレット、ポスターの作成は、「早く安く美しく」がモットー。常にお客様にご満足いただけるサービスを心掛け、質の高い印刷物をご提供し続ける西日本高速印刷にお任せください。お急ぎのご注文にも対応可能です。名刺、ポスター、冊子、カタログ、パンフレット、チラシ、封筒などのスピード印刷は、福岡市の西日本高速印刷にぜひご用命ください。